入社以来、一貫して、情報化施工対応の油圧ショベルの開発に携わっています。情報化施工対応の油圧ショベルは、油圧ショベルを操縦するオペレータに工事図面の情報をわかりやすく表示したり、図面の情報に基づいて半自動で現場の作業面を仕上げることができる革新的な製品です。実際に油圧ショベルを操縦しながら動作の確認を行ったり、得られたデータを分析してプログラムを修正するなど、妥協のない開発業務を遂行しています。情報通信技術のさらなる発展や「働き方改革」といった国の政策もあり、お客さまの現場で日立建機の製品が貢献するためには、より高い付加価値を追求し、その開発のスピードを上げていく必要があると考えているので、建機という枠にとらわれない新しい製品やサービスを作っていきたいです。例えば、学生時代の研究を活かした「測量ロボット」。建設現場で役に立つのは、土を掘る機械だけではないので、そういった別の目的を叶える機械の需要も増えていくと思います。今、建設業界は深刻な人手不足なので、もし実現できればビジネスチャンスも広がるはずです。そして、欧米の先端技術を学ぶために海外でも働いてみたいですね。現地で吸収したさまざまな知識を持ち帰ることができれば日立建機の将来に大きく貢献できますから。