入社後、鉱山向けダンプのソフトウェア設計に携わっていました。油圧制御、故障監視、表示、データロギング系コントローラのソフトウェア設計のチームに配属され、機能設計から検証まで、ソフトウェア設計の一連の作業を経験できました。学べたことはとても多かったですね。2014年から、鉱山向けダンプの無人運転システムを開発する部署に移動し、オーストラリアのテストサイトにて無人運転ダンプの放土制御の機能開発を任されました。というのも日立建機では2009年から無人運転の計画をスタートさせ、基礎研究や要素開発を行ってきたのです。オーストラリアの鉱山の一角でのテストサイトの立ち上げにあたって、大学時代から制御系のソフトウェア研究をしていたこともあり、プロジェクトに参加することになりました。もともと難易度の高い環境下で働くことで自分の能力を高めたいという思いから日立建機を志望した経緯もあり、個人的にはうれしいオファーでした。それに、無人運転技術にはとても興味があったのです。