2.環境ビジョン
ビジョンと基本方針
日立建機グループは、ステークホルダーとの協創による社会イノベーション事業を通じて環境課題を解決し、生活の質の向上と持続可能な社会の両立をめざしています。
「脱炭素社会」「高度循環社会」「自然共生社会」を実現するために、日立建機グループでは、環境活動の基本方針となる「環境保全行動指針」を策定し、取り組みを推進しています。
持続可能な社会をめざして
環境適合製品の開発と拡大
環境適合製品として登録された製品はライフサイクル全体でのCO₂排出量抑制貢献量が温暖化ファクターとして数値化される日立のフォームがあります。その評価ではミニZX30U-5、ZX35U-5、ZX40U-5、ZX50U-5は1台あたりの温暖化ガス排出量抑制貢献量が設定使用時間5年合計で8.89t-CO₂/台~19.86t-CO₂/台の抑制となっています(当社比)。
日立グループ全体では2025年度で1億トンCO₂排出量抑制貢献量を目標に掲げています。
バイオミミクリー(生物模倣)の一例
バイオミミクリー(生物模倣)の例として日立建機ティエラで開発したオプション品のバケフォーク*1をご紹介します。
バケフォークは従来の掘削作業だけでなく、「掴む」さらには「砕く」ことができます。フォークを搭載した機械は、掘削作業、家屋解体、林道整備など幅広い用途で使われています。
「このバケット、恐竜の頭に似ていませんか?」
掴み解体作業時の動きは、お客様からも恐竜ティラノサウルス・レックスの口を開け閉めする形に似ていると言われています。
*1 バケフォーク:日立建機株式会社の登録商標
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環境を配慮したモノづくり推進
2014年10月 エコファクトリーセレクトの認定工場として大阪生産センタが日立製作所のCSR・環境戦略本部より認定書と認定盾の授与式があり、乾生産本部長が日立製作所CSR・環境戦略本部清水氏より認定盾を受けとりました。この盾は環境負荷を現在の基準より抑え維持していくことで毎年花びらを一枚ずつ付与されます。5年継続したら花びらが完成します。大阪生産センタは門真市より大東市に2013年3月に移転。移転後は環境に配慮したモノづくりを推進し、今回の認定となりました。日立建機グループとして初めてのエコファクトリーセレクトの工場となります。これからも環境にやさしい工場を維持していきます。
2021年9月 滋賀工場が日立製作所より7年連続(2015年~2021年)でエコファクトリ―セレクト認定工場として認定を受けました。日立建機ティエラは引き続き環境負荷の低減活動を継続して参ります。
~滋賀工場 認定項目~
2015年度:エネルギー利用の効率化、廃棄物等の循環利用
2016年度:エネルギー利用の効率化、廃棄物等の循環利用
2017年度:エネルギー利用の効率化、廃棄物等の循環利用
2018年度:エネルギー利用の効率化、廃棄物等の循環利用
2019年度:エネルギー利用の効率化、廃棄物等の循環利用
2020年度:エネルギー利用の効率化、廃棄物等の循環利用
2021年度:エネルギー利用の効率化
生態系の保全活動
日立建機ティエラでは四季折々の花や樹木を楽しむことができます。
(面積データは2024年7月10日現在のもの)