TIERRA+ JOURNAL
SDGsへの取り組みやイベント情報、最新トピックスまで、日立建機グループにまつわるさまざまなニュースをお届けします。
topic 1:世界初*、フル電動リジッドダンプトラック 実証試験進行中 |
ゼロ・エミッション・マイニングの実現に向け、日立建機とファースト·クォンタム社はフル電動リジッドダンプトラックの実証試験中です。
実証試験が行われているカンサンシ銅·金鉱山があるザンビアは、電力の90%以上が再生可能エネルギーで賄われており、同鉱山でも太陽光発電を整備するなど脱炭素社会の実現に向けた取り組みが行われています。フル電動リジッドダンプトラックは、環境性能はもちろんのこと、バッテリー搭載量を最適化し、積載量の最大化と優れたコストパフォーマンスを発揮します。実用化できれば、鉱山での生産性向上と温室効果ガスの削減に貢献できます。この取り組みは鉱山業界の脱炭素化への貢献が評価され、「Anthem(アンセム)賞2024」Responsible Technology部門で銀賞を受賞しました。
*積載量150t以上の超大型フル電動ダンプトラックを実際の鉱山現場で試験するのは、建設機械メーカーとして世界初の取り組みです(日立建機調べ)。
日本産業広告賞 新聞部門シリーズ広告賞佳作を受賞
当社のグローバル企業広告キャンペーン“ONE SITE ENDLESS HUMAN STORIES”が『2024年日本産業広告賞』新聞部門シリーズ広告賞佳作を受賞しました。
このキャンペーンは、世界各地の建設現場で日々生まれている、お客さまと日立建機とのストーリーを伝えるものです。現場の想いに一つひとつ全力で応えていきたいと考える日立建機の企業姿勢を、お客さまの声を通じて表現しています。Story #007ザンビア篇では、ファースト·クォンタム社との取り組みを紹介していますので、ぜひご覧ください。
topic2:油圧ショベル1台を多用途に活用 アタッチメント着脱システム「P-Line」が登場 |
2024年10月から受注を開始したアタッチメント着脱システム「P-Line(ピーライン)」。オペレータが運転席に居ながら1人でアタッチメントの交換作業ができ、従来は複数の建設機械や作業員で行っていた作業を、1台の油圧ショベルで完結できます。対象となる機種は1.7~30tクラスの油圧ショベルです。
P-Lineは、油圧ショベル、アタッチメント、旋回機能付き完全油圧式クイックカプラなどを自由に組み合わせ可能なため、都市土木、解体、管工事など幅広い業種でご活用いただけます。
Event Report:サービス技術競技会「Service Technician Competition 2024」開催 |
2024年10月16~17日、技術研修センタ(茨城県かすみがうら市)で「Service Technician Competition 2024」が開催されました。この競技会はサービス員の技術力、提案力、モチベーションの向上を通じてサービス品質を高めることを目的としており、今回で20回目を迎えました。
各地域の予選会を通過した世界10地域の代表者たちは、学科試験のほか、機械に不具合が起こったケースを想定した実技試験で競い合いました。
ZX200-7部門で最優秀賞「Most Valuable Service(以下MVS)」を受賞した日立建機フランスのTimothé Brissetは、「大会を通して、自身のスキルアップを実感できた。今後も自社のサービス技術の向上に努め、顧客満足度を高めていきたい」と受賞の喜びと抱負を述べました。また、ZX200-5G部門でMVSを受賞した中国の代理店·王猛は、中国を代表して本大会に出場できたことへの感謝を述べ、「今後もサービス技術の向上に努め、中国のサービスエンジニアとともに成長していきたい」と語りました。
日立建機は、今後も全世界でサービス品質を高め、機械の安定稼働とお客さま満足度の向上につなげていきます。
実技試験では、あらかじめ不具合を設定した建設機械の故障診断から修理作業、そして対応内容の説明まで、日頃の業務の成果を競い合う。エンジンがかかったときは、会場から拍手が沸き上がりました。