子どもたちの“好き”が、まちの未来をつくる力に
日立建機株式会社(本社:東京都台東区、執行役社長:先崎正文、以下「日立建機」)は、一時保育・習いごと保育や体験保育を手がける株式会社あすいく(本社:東京都港区、代表取締役社長:幸脇啓子)に協力をし、重機と保育が出会う新しい協創プロジェクトを始動します。
具体的には、子どもたちが建設機械とふれあいながら、建設機械が活躍する仕事の魅力に触れる体験型保育イベントを企画していきます。建設機械をはじめとした「はたらくくるま」をきっかけに、子どもたちの心に「まちをつくる仕事への憧れ」を育むことで、地域と産業の未来を支える人づくりにつなげていきます。
背景と目的
本プロジェクトの起点となったのは、日立建機が運営する重機ファンコミュニティ「重機ファンダム」の取り組みです。このコミュニティは、「だれかの『好き』が、誇りに変わり社会を支える」をテーマとしています。 そんなコミュニティから生まれた「はたらくくるまに触れたい子どもたちに、現場の魅力を届けたい」「自分たちの会社や仕事をもっと地域の方々に知ってほしい」という声をもとに、このたびの取り組みが構想されました。 今後は、「重機ファンダム」および日立建機の顧客ネットワークを通じて子ども向けイベントの受け入れ企業の募集を開始し、地域の建設会社や関連事業者と、子どもたちの「好き」を原動力にした保育イベントを広げていきます。
各代表コメント
日立建機 サステナビリティ推進本部長 佐々野茂樹
「私たちは『豊かな大地、豊かな街を未来へ 安全で持続可能な社会の実現に貢献します』というビジョンのもと、社会インフラを支える建設の現場を支援してきました。 このたびの取り組みは、未来を担う子どもたちに、まちをつくる仕事の魅力を届ける新しいアプローチです。 子どもたちが建設機械を見て目を輝かせ、そのまなざしにふれた現場の仲間たちが、自らの仕事に誇りを持つ——その好循環が、業界と地域の未来を力強く後押ししてくれると信じています。」
株式会社あすいく代表取締役 幸脇啓子
「“好き”から始まる体験には、子どもたちの成長の種が詰まっています。 あすいくではこれまで、『駅いく』で鉄道ファンの子どもたちに学びと育ちの機会を提供してきましたが、『カーいく』として“はたらくくるま”の世界へと対象を広げることで、もっと多くの子どもたちに夢と出会いを届けたいと考えています。 日立建機様とともに、地域と企業、家庭をつなぐ新しい保育の形を共に育てていきます。」
サステナビリティ活動としての重機ファンダム
日立建機は、重機ファンコミュニティの活動を通じて、人と人、企業と社会をつなぎ、持続可能な未来を共に創ることをめざしています。
“重機が好き”という共通の想いを起点に、立場や世代を越えた対話が生まれ、現場のリアルな課題解決へとつながる。このサイクルが、顧客の安定や満足度、ブランド価値の向上をもたらし、ひいては建設業界全体の魅力向上と人材の循環を促進します。
建設業界は、社会インフラを支える不可欠な存在であり、その持続可能性は、業界で働きたいと願う人々の存在にかかっています。私たちは、重機を“推し”の対象とすることで、重機やそれに関わる職業への認識を変え、業界の未来を支える新たな文化を育てていきます。
この取り組みの根底には、「誰かの『好き』が、誇りに変わり社会を支える」というファンクラブのビジョンがあります。個人の情熱が、企業や業界の価値を高め、社会全体の持続可能性に貢献する——そんな未来を、ファンとともに築いていきます。
この活動は、顧客やパートナー企業、そして従業員のウェルビーイング向上にもつながり、日立建機グループ全体の競争力を高める原動力となっています。