サステナビリティ推進体制
日立建機グループは、「CSRの目的」、「CSRの取り組み手法」、そして、企業の社会的責任のグローバルスタンダードであるISO26000をベースにした「CSRの取り組み主題」を策定し、2015年度よりその取り組みをスタートさせました。日立建機グループのCSR活動は、日々の業務の中にPDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルを組み込むことにより推進しています。
2019年4月には、旧環境本部と旧CSR推進部を統合し、社長直轄の組織として「サステナビリティ推進本部」を発足させました。新たに設置したサステナビリティ推進本部を中心とした体制を構築することにより、グループ全体のサステナビリティに関する取り組みを統合的に管理・推進しており、適切な情報開示を行っています。年2 回開催のCEOが議長を務めるサステナビリティ推進委員会は、執行役でメンバーが構成されており、気候変動への対応などを含めた経営判断に関わるESG関連課題の審議・承認を行っています。さらに、これらESGの重要事項は、 執行役会および取締役会にて審議・承認し、適切に監視・ 監督を行っています。
グローバルでの体制としては、グローバルサステナビリティ推進責任者会議にて海外グループ会社の代表者へサステナビリティ推進における方針や方向性を共有し、意見交換を行っています。また、グローバルサステナビリティワーキンググループでは、決定した方向性に基づいた各国・各地域での施策を共有し、グローバルでサステナビリティの取り組みを推進し強化しています。
会議体 | 議長 | メンバー | 主な議題 |
サステナビリティ推進委員会 | 執行役社長兼 CEO | CEO, CSO, COO, CFO, CHRO, CTO, CDIO, CPO, CMOを含む執行役、主要グループ会社社長 | 気候変動を含む日立建機グループのサステナビリティ推進方針、重点施策やKPIに関する審議・承認 |
環境推進責任者会議 | サステナビリティ推進本部長 | 国内外グループ会社社長、事業部門部門長 | 環境保全行動指針に則った日立建機グループの環境方針の審議・承認、環境保全活動の維持・向上に向けたKPI 進捗管理、重点施策の共有・協力依頼 |
CSR推進責任者会議 | サステナビリティ推進本部長 | コーポレート部門部門長、 事業部門部門長、国内グループ会社社長 | 日立建機グループのサステナビリティ推進への取り組み、非財務の中期目標の進捗管理、重点施策の共有・協力依頼 |
グローバルサステナビリティ推進責任者会議 | サステナビリティ推進本部長 | 海外グループ会社社長 | サステナビリティ推進委員会およびCSR推進責任者会議の審議・決定事項の共有 |
グローバル サステナビリティ ワーキンググループ | サステナビリティ推進本部長 | 海外グループ会社サステナビリティ担当者 | グループグローバルでのサステナビリティ方針・施策の共有 |
CSRの目的
日立建機グループは、基本理念および企業ビジョンを踏まえ、(1)社会課題の解決に貢献、(2)ガバナンス、(3)コミュニケーションに留意して、グローバル社会の期待を理解し、経営に反映させ、持続可能な社会の実現をめざします。
CSRの取り組み手法
- 社会的責任を認識
- 活動の優先順位を決める
- 情報開示とステークホルダーとの対応を通じて活動の確認と改善
CSRの取り組み主題
- 社会的責任の認識
- 組織統治
- 人権
- 労働慣行
- 環境
- 公正な事業慣行
- お客様のために(消費者課題)
- コミュニティへの参画およびコミュニティの発展
- CSR活動の確認と改善