イノベーション

いつの時代も豊かな大地、豊かな街であり続けるために。
日立建機は、人と作業の最適な関係を追求し、お客さまの事業価値を最大化する独創的な製品やソリューションを提供し、豊かな社会づくりへの貢献をめざしています。
建設機械本体の油圧制御技術やセンシング技術を基に、日立グループやパートナー企業が持つICTや解析・IoT・AIの技術を生かすことで製品とソリューションを開発し、お客さまや社会のためのイノベーションを創出しています。

新たな価値を生み出す建設機械

油圧ショベルの省エネ油圧システム TRIAS

1965年、油圧ショベルに複合動作を可能にする2ポンプ2バルブ方式の油圧システムを搭載して以来、オペレーターの操作に直感的に応える操作性を追求することで、生産性向上に寄与し、お客さまから好評を得てきました。
省エネ油圧システム TRIAS(トライアス)は、3ポンプ3バルブ方式を採用することで燃費性能を高めつつ、高負荷がかかる時に十分な油量を供給できる技術で、2017年度関東地方発明表彰「特許庁長官賞」を受賞しています(特許第5572586号)。油圧ショベルZX200-6やハイブリッド油圧ショベルZH200-6には、TRIAS をさらに進化させ、各ポンプに電磁弁を追加し、きめ細かい作動油の流量制御を可能にしています。エネルギー消費の低減が社会にもお客さまにも求められる現在、日立建機は、これまで培ってきた油圧制御と電子制御を組み合わせることで、エネルギー消費の低減と操作性との両立を探求し続けます。

AC駆動式ダンプトラック

舗装されていない道路を長時間走行して積荷を運搬する鉱山用ダンプトラックの運転は、高度な運転技術と常に注意を怠らないための集中力が必要とされ、安全と生産性の維持には、オペレーターの疲労軽減が課題となります。
日立建機のリジッドダンプトラックは、高い応答性を持つIGBT*インバータを活用したAC(交流)駆動方式を採用し、日立製作所が電力インフラで培った技術を生かし、左右それぞれのモーターの独立した細やかな制御を可能にしています。
この「高度車体安定化制御技術」は、一般的な自動車と比べ車重変化が大きく、また重心位置が高い鉱山用ダンプトラックのピッチング(揺れ動き)と横滑りを防止する制御が特に評価され、一般社団法人日本機械学会が主催する「2014年度日本機械学会賞(技術)」を受賞しています。

※IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor):絶縁ゲート型バイポーラトランジスタのことで、電源電力の制御や供給を行う半導体のこと。

お客さまの課題を解決するソリューション

Solution Linkage

日立建機では、「安全性向上」、「生産性向上」、「ライフサイクルコスト低減」といった課題を、お客さまとともに解決するICT・IoTソリューションの開発に取り組んでいます。

Solution Linkage は、AHSソリューションと鉱山運行管理ソリューション、ICT施工ソリューション、サービスソリューションConSite®を軸に、日立グループの幅広い先進技術を結集した「One Hitachi」、パートナー企業の持つ技術を活用するオープンイノベーションの技術を融合して、新たな価値を創出していきます。

 

ダンプトラック自律走行システム(AHS)

鉱山現場の自動化が進む中、日立建機では鉱山用ダンプトラックの無人自動運転に向けて自律走行システム(Autonomous Haulage System:AHS)の開発試験を行っています。

AHSは、ダンプトラックが鉱山運行管理システム(Fleet Management System:FMS)の指示に基づき自律走行することで、生産性や安全性に寄与するシステムです。積み込み場所から、降ろす場所までの道をいくつかの区間に分け、1区間にダンプトラックが1台のみ走行可能とするAHS交通管制システムを導入することで、安全性向上と制御可能な車両台数を左右する通信量の減少に寄与しています。このシステムは、日立製作所の技術である鉄道信号保安システムの閉塞管理方式を活用することによって実現しています。まさに「One Hitachi」がなせるシステムです。

arw_r ダンプトラック自律走行システム

鉱山運行管理システム(FMS)

操業の効率化と安全性が高い水準で求められるなか、ダンプトラックを効率よく運行、管理することが鉱山経営の重要な課題の1つです。

日立建機グループのWenco International Mining Systems Ltd.(ウェンコ・インターナショナル・マイニング・システムズ社)が提供する鉱山運行管理システムは、ダンプトラック1台1台をリアルタイムにモニタリングし、最適に配車することでディスパッチャーと呼ばれる配車管理者の効率的な運行管理をサポートします。

さらに、ダンプトラックのメンテナンスや部品交換時期の最適化、鉱物の含有率から生産高を予測するなど幅広いアプリケーションで、鉱山運営を総合的に支えることができます。

arw_r 鉱山運行管理システム

ICT油圧ショベル ZX200X-6

労働人口の減少や生産性の向上といった社会やお客さまの課題から、建設機械においても自動化のニーズが高まっています。
日立建機が提供するICT油圧ショベル「ZX200X-6」は、独自に開発したマシンコントロール機能「Solution Linkage Assist」を搭載。GNSS*受信機から得た機械の位置情報やバケット爪先の3次元情報を基に、設計値に従って機械のフロント(ブーム、アーム、バケット)をリアルタイムで半自動制御し、施工目標面を掘り過ぎることなく効率的に作業を行うことが可能です。

※GNSS(Global Navigation Satellite System):衛星測位システム

ConSite®

建設機械は、世界中のさまざまな環境下で長時間稼働します。日立建機は、常に最適な状態で十分なパフォーマンスをお客さまの建設機械が発揮できるよう、建設機械の状態を把握しマシントラブルの未然防止に貢献するサービスソリューション「ConSite®」を提供しています。

「ConSite®」は、長年にわたり蓄積された建設機械の稼働情報などのビッグデータを利活用し、お客さまにとって価値のある情報を自動で解析・抽出して提供する独自技術で、2013年にサービスを開始しています。2017年には建設機械業界初となるセンシングによるオイルモニタリングを実現しています。

今後もセンシング技術やAI技術をはじめとしたさまざまな技術を活用して、建設機械の不具合を未然に検知し、予兆検知率90%を実現し、お客さまの課題である「ライフサイクルコスト低減」に貢献していきます。

arw_r サービスソリューションConSite®

環境への取り組み

第3世代ハイブリッド油圧ショベル ZH200-6

お客さまの生産財である建設機械の作業性能と操作性を維持しながら低燃費を実現することがメーカーの命題です。
2011年にハイブリッド油圧ショベルを発売して以来、低燃費を実現しながら、オペレーターの操作に直感的に応える操作性と機械の作業量をいかに向上させるかを開発者は常に追求しています。
第3世代となるハイブリッド油圧ショベル「ZH200-6」は、その追求のために自社技術とオープンイノベーションによる技術を組み合わせています。日立建機独自の油圧システムの技術に豊田自動織機が自動車・産業車両分野で培ってきたハイブリッドユニットの技術を組み合わせ、さらにその二つの技術を車体コントローラで統合制御しています。作業負荷に合わせて動力と電力を最適に制御することで、操作性を維持しながら燃費標準となる「ZX200-3」に対し、40%の燃費低減を実現しています。

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