鉱山用ダンプトラックの安全運転支援システム「Fleet Awareness V2X」を開発

2016年9月26日

V2Xの技術を活用し、鉱山の安全性の向上に貢献

日立建機株式会社(執行役社長:辻本 雄一)は、連結子会社で、鉱山運行管理システムの開発、販売および保守を手掛けるウェンコ・インターナショナル・マイニングシステムズLtd.(社長:フィル・ウォルシュ、本社:カナダ・ブリティッシュコロンビア州・リッチモンド)とともに、株式会社日立製作所の持つV2X(車車間・路車間通信)技術を活用して、鉱山用ダンプトラック向けの安全運転支援システム「Fleet Awareness V2X」を開発しました。

現在、世界の鉱業を営むお客さまは、安全性を向上させながら、試掘から掘削、生産、加工、搬出、積み出しまでの鉱山におけるサプライチェーン全体の効率化を図ることをめざしており、その実現のため、ICT技術を活用した鉱山機械や鉱山管理システムおよびそれらを組み合わせたソリューションが、鉱山機械メーカーおよびソフトウェアメーカーに求められています。

そのような状況の中、鉱山の安全性の向上や、生産性の維持に寄与することを目的に開発した本安全運転支援システムは、GPSを活用し、鉱山内の機械の位置情報や運行ルートをリアルタイムで運転席内のモニターに表示する既存のシステム「PitNav(ピットナビ)」を基に、株式会社日立製作所の持つV2X(車車間・路車間通信)技術を活用して開発したシステムです。
鉱山内を稼働する多数のダンプトラックや油圧ショベルなどの鉱山機械が、ITインフラを介さず車車間で無線通信を行うことで、各車両の位置情報をリアルタイムで把握し、運転席内モニターの地図データ上に表示します。また、他のダンプトラックなどの鉱山機械との接近の際には、フリートマネージメントシステムの車両情報を併せて利用することで、適切な警告をブザー音とモニターの表示で発します。その警告に合わせオペレーターが運転することで、例えば、鉱山内の起伏がある交差点や、夜間に前方車両との距離がある場合など、視認性が悪い状況での追突・衝突事故発生の軽減に寄与します。

日立建機グループは、長年培ってきた建設機械の自社技術に加え、日立グループの強みであるICTや制御およびIoTの技術を活用する「One Hitachi」の取り組みと、オープンイノベーションを推進しています。身近で頼りになるパートナーとして、お客さまの課題を解決するソリューション「Reliable solutions」をお客さまと協創し提供していきます。

■「Fleet Awareness V2X」の表示例

0927-1
PitNavの表示に合わせオペレーターが通常運転(緑色表示が自車)。

0927-2
Y字路に差し掛かる手前で、Fleet Awareness V2Xにより他車を検知。ブザー音および他車を赤色で表示するとともに、左上の方向表示に黄色でマーキングしオペレーターに警告。鉱山内の規則に合わせ、オペレーターの操作により減速、停車し、他車を優先する。

0927-3
他車通過後に、オペレーターの操作により再発進。

以上

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