2021年11月29日
ZX200X-7とZX330X-7に続きラインアップを強化
日立建機株式会社(本社:東京都台東区、執行役社長:平野 耕太郎/以下、日立建機)は、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」2014年基準に適合した13tクラスの後方超小旋回型ICT油圧ショベルZX135USX-7(標準バケット容量0.52m3、運転質量14.3 t)を、日本国内向けに2022年4月1日より発売します。販売目標は、年間50台を見込んでいます。
ICT油圧ショベル ZX135USX-7
20tクラスのZX200X-7と30tクラスのZX330X-7に続き、新型油圧ショベルZAXIS-7シリーズとしてICT油圧ショベルのラインアップを強化し、13tクラスの後方超小旋回型の特徴を生かして、建築基礎や宅地造成など都市土木をはじめ、お客さまの現場にあった最適な製品の提案を実現します。
ZX135USX-7は日立建機のICT施工ソリューションの中核を担うICT油圧ショベル「Solution Linkage® Assist(ソリューション リンケージ アシスト)」で、制御精度をさらに向上させた独自のマシンコントロール機能を搭載し、国土交通省が推進するi-Constructionに対応するとともに、建築基礎、土木工事など、さまざまな現場でのICT施工の支援を実現します。また、「エリアコントロール」機能により、油圧ショベルの上下・左右方向の動作制限エリアをモニター上で設定することが可能で、狭所や障害物のある現場での安全性向上に寄与します。
さらに、日立建機のICT・IoTソリューション「Solution Linkage®」の新たなソリューションとして開発した「Solution Linkage® Work Viewer(ソリューション リンケージワーク ビューワー)」を採用しました。現在と過去の稼働状況の映像を、スマートフォンで見ることができ、作業者および管理者の両方の観点での施工進捗管理を支援します。
ブーム自動制御
バケットが目標面に追従しているときに、ブーム動作を自動制御。
アーム操作のみで、足元まで掘削できます。
車体の近くでスマートフォンと車載端末をWi-Fiで接続することで、車体に搭載された各カメラで撮影された現在と過去の稼働状況の映像を、スマートフォンで見ることができ、施工進捗管理を支援します。本システムは、機体の周囲状況を運転席内のモニターに表示する周囲環境視認装置「AERIAL ANGLE®(エアリアル アングル)」のモニター映像に加え、フロントカメラ映像により360°の周囲映像も記録することができます。
エリアコントロール機能
高さ・深さセッティング画面
高さ・深さ
旋回角・旋回半径
面
日立建機グループは、「人と機械の最適な関係」をめざし、引き続きお客さまの課題を解決するソリューション「Reliable solutions」をお客さまと協創し、お客さまの課題である「安全性向上」「生産性向上」「ライフサイクルコスト低減」に貢献していきます。
項目 | ZX135USX-7 | |
標準バケット容量 (m3) | 0.52 | |
運転質量 (t) | 14.3 | |
エンジン定格出力 (kW/min-1) | 73 | |
最大掘削半径 (mm) | 8,380 | |
最大掘削深さ (mm) | 5,490 | |
最大掘削高さ (mm) | 9,290 | |
最大ダンプ高さ (mm) | 6,830 | |
最大掘削力(昇圧時) (kN) | 104 | |
旋回速度 (min-1) | 13.3 | |
走行速度 (km/h) | 5.5/3.3 | |
全長(輸送時) (mm) | 7,370 | |
全幅(輸送時) (mm) | 2,490 | |
全高(輸送時) (mm) | 2,930 | |
後端旋回半径 (mm) | 1,490 | |
最低地上高さ (mm) | 410 | |
標準小売価格 | 2Dマシンコントロール仕様 2,541万円 |
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3Dマシンコントロール仕様 3,633万円 |
注)単位は国際単位系(SI)による表示。価格は工場裸渡し、消費税別。*印はシューラグ高さを含まず。
以上
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