油圧ショベルとの接触事故低減に寄与する「AERIAL ANGLE STEPⅣ」を発売

2022年1月6日

新型油圧ショベルZAXIS-7シリーズのオプションを拡充

日立建機株式会社(執行役社長:平野 耕太郎/以下、日立建機)は、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律(以下、オフロード法)」2014年基準に適合した新型油圧ショベルZAXIS-7シリーズ*1のオプションとして、機体と障害物の接触被害低減に寄与する運転支援システム「AERIAL ANGLE STEPⅣ(エアリアルアングル ステップフォー)」を日本国内向けに2022年4月より発売します。標準小売価格は290万円(税抜き)です。お客さまの課題を解決するため、新型油圧ショベルZAXIS-7シリーズのオプションを拡充します。

厚生労働省の統計によれば、建設業での労働災害事故件数は、全産業の約3割*2を占めており、建設・土木業界において「安全性向上」は最大の課題となっています。建設機械による労働災害事例のなかでも、機体の動き始めや稼働時の接触事故が多くなっています。

「AERIAL ANGLE STEPⅣ」は、機体周辺で検知した物体の位置や機体の動作状況に応じて、警報を発報、エンジン回転数を下げて動力低減し、走行・旋回動作を制限する「Aerial Angle STEPⅢ」の従来機能に加えて、機体を停止させる機能を新たに追加しています。動作制限機能を強化することで、機体との接触事故低減を図ります。

さらに、ZAXIS-7シリーズに「AERIAL ANGLE STEPⅣ」を装備した場合の専用オプション「Solution Linkage Alert Viewer(ソリューションリンケージアラートビューワー)」は、機体周辺の物体を検知すると、管理者はクラウド経由で事務所にいながらリアルタイムに物体の検知位置やカメラ映像を確認し、検知時の現場内の状況を把握できます。

*1: ZX120-7、ZX135US-7、ZX200-7、ZX330-7、ICT油圧ショベルZX135USX-7、ZX200X-7、ZX330X-7の7機種
*2: 2021年4月30日公表「令和2年労働災害発生状況の分析等」

「AERIAL ANGLE STEPⅣ」の主な機能

機体周辺の物体を検知して、走行・旋回動作による接触回避に寄与
機体上部に搭載した物体検知センサ(赤外線深度センサ)およびカメラにより、機体側面・後方の物体を検知します。物体の検知範囲*3は、物体と機体との位置関係により3つのZONEに分けています。機体の動作状況に応じて、注意喚起のための警報、始動抑止、動力低減による機体の減速、最終的には停止制御の動作制限を行うことで、接触事故の低減に寄与します。

*3:検知範囲は目安であり、使用環境によって変化することがあります。また、炎天下やレンズ面の付着物(砂塵、泥、水滴、雪、霜など)など、環境条件によっては物体を検知しないことがあります。

各ZONEにおける警報および動作制限

運転席内のモニター表示内容(ZX200X-7の表示例)

「Solution Linkage Alert Viewer」でヒヤリハットの多い時間帯・位置・作業内容を見える化
「AERIAL ANGLE STEPⅣ」を装備した場合の専用オプションである「Solution Linkage Alert Viewer」は、検知した映像や位置情報をクラウド経由により、管理者の管理画面上で表示します。物体検知時の動画を活用して、現場と事務所それぞれで安全確認ができるので、現場における安全意識の向上に寄与します。また、地図情報に施工図面を重ね合わせ、現場内で検知数が多いエリアをヒートマップ表示するほか、機械ごとに検知情報を自動で集計し、ヒヤリハット*4の多い時間帯・現場位置・作業内容をレポートでお知らせします。日報やレポートの作成、現場内の危険予知活動などに活用することができます。

*4:重大な災害や事故には至らないが、作業中にヒヤリとする体験やハッとした経験のこと。

「Solution Linkage Alert Viewer」の概要

ヒートマップ確認画面

日立建機グループは、「人と機械の最適な関係」をめざし、引き続きお客さまの課題を解決するソリューション「Reliable solutions」をお客さまと協創し、お客さまの課題である「安全性向上」「生産性向上」「ライフサイクルコスト低減」に貢献していきます。

商標注記

  • AERIAL ANGLE、Solution Linkageは、日立建機株式会社の登録商標です。

関連情報

日立建機について

日立建機は、油圧ショベル、ホイールローダ、道路機械、鉱山機械などの開発・製造・販売・サービスの事業をグローバルで展開している建設機械メーカーです。新車販売以外の事業である部品・サービス、レンタル、中古車、部品再生などの「バリューチェーン事業」の強化に注力し、デジタル技術を活用することで、お客さまとのあらゆる接点において提供するソリューションを深化させています。世界に約25,000人の従業員を擁し、2020年度(2021年3月期)の連結売上収益は8,130億円、海外売上収益比率は約75%です。

詳しくは、日立建機のウェブサイトをご覧ください。

以上

 

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