現在所属しているDX改革統括部は、デジタル技術やITを使って、身近な働き方改革から、建機を核とした工事現場や鉱山のIoTシステム、工場や営業現場などの改革に取り組んでいます。DXとはデジタルトランスメーションの略で、データやデジタル技術を活用し、組織やビジネスモデルを根本から一新すること。最終的には会社が掲げるバリューチェーン事業の一貫として、お客さまに提供できるソリューションにしたい考えですが、そのためにもまずは社内のDX化に向けた戦略立案と試作・展開が急務です。そこで会社にとっての理想像を起点に、将来像を考えるところからスタートしました。世の中には様々なDXの事例がありますが、それらは各業界に即した考え方に基づくもの。無理やり建機メーカーに当てはめても、ズレが生じます。そこで会社の資産や知見を活かして、日立建機ならではのDX化を目指すことにしました。たとえばこれまで新車販売と中古車販売はそれぞれの領域で仕組みが完結していましたが、ITソリューションで組み合わせることで、よりお届けしやすくなる。アフターサポートも同じで、いろんな商品のなかにサービスやツールがあります。まずは製品が伴うところを、第一歩として検討を進めています。