10歳のときに父親の仕事の関係でシンガポールに引っ越して、16歳のときにオーストラリアで機械工学を学びました。卒業後は、電力資源の輸送インフラのコンサルティング業を経て、日立建機オーストラリアに現地採用枠で転職しました。ちょうどAHS(ダンプトラック自律走行システム)のテストサイト(試験場)立ち上げのタイミング。現地の研究・製品開発の実機試験を担当しましたが、開発に携わりたいという思いがあったため、異動希望を出しました。現在は、設計の中枢である日立建機の土浦工場で、現行システムのバージョン2の導入に伴う顧客対応、現地サポート員との調整の担当を経て、より効率の良い運用を実現する追加機能の要件定義、上位設計を担当しています。お客さまが望む生産性の向上のために改善できることを定義して、改善点を機能として盛り込みます。オーストラリアから送られてくるAHS稼働データを修正し、また現地で実機確認を行うという繰り返しを短いスパンで行います。