生産技術

日立ブランドを損なわない妥協なき開発試験を

開発試験・品質保証

QUALITY ASSURANCE

泉 浩平

泉 浩平

品質保証本部

品質保証統括部

開発試験部

機器開発試験グループ

2013年入社

※記事は2018年3月時点のものです。

油圧ポンプの品質を試験で評価

日立建機の主力製品である油圧ショベルには、油圧ポンプや走行・旋回モータ、コントロールバルブといったさまざまな油圧機器が搭載されていますが、その中でも“心臓”に例えられる油圧ポンプの開発試験業務を担当しています。設計部門が新規開発した機器に対して、それがお客さまに届けられる品質なのかどうかをさまざまな試験を通して評価しています。また、すでにお客さまにお渡ししている製品に不具合があった場合は、現場からの依頼で速やかに製品を分解して調査も行います。最近、工程をメインで任せてもらえるようになりました。自分で試験項目を考えて、試験をして、最後まで妥協せずにやりきったものがお客さまの手元に届けられる。「日立建機の製品は良いよね」という声を聞くと、頑張って良かったなと思いますね。いずれは油圧ポンプで学んだ知識を活かして、もっと油圧ショベル全体を評価するような大きな仕事をやってみたいです。技術革新のスピードも早く、今は、ネットワークを駆使してさまざまなデータが取れるようになっています。そのデータに即した評価方法が必要だと感じているので、もっと経験値を増やして、よりお客さまに貢献できるKenkijinになりたいですね。

“なんとなく”ではなく、目的を持って

“なんとなく”ではなく、目的を持って

ある機器の品質を評価したときの話です。自分なりに満足のいく評価ができたと思い、その内容を上長に報告したところ、その数字を見るなり、「本当に納得いくまで検討したのか?」と厳しく叱責されたことがありました。「検討が足りていないのではないか?」「設計の言葉を鵜呑みにして甘い判断になっているのではないか?」といわれて評価をやり直してみると、最初に報告した評価よりも内容の濃いものができました。“なんとなく”評価するのではなく、しっかりと目的を持って追求していく姿勢が大事なのだと痛感しました。今は、設計と綿密な打ち合わせをしながら評価をするようにしています。変更点があれば、それに適した試験を行い、内容が絞りきれないときは先輩の意見なども参考にしています。大学では土木を専攻していたので基礎的な知識は身に付けてきたつもりでしたが、建機や油圧の知識は皆無に等しかったので、まだまだ学ぶことが多いですね。お客さまの声をしっかりと反映させていくためには、応用的な知識が必要だと思います。さまざまな経験をすることで壁を乗り越えていくつもりです。

泉 浩平

必要なのは、熱いハート

常に心がけていることは、評価した製品が「日立建機の製品」になるということです。私の評価が、お客さま一人ひとりの信頼の獲得につながることもあれば、逆に不信感につながってしまうこともあります。仮に評価漏れがあったときは、日立建機という会社そのものの信用が失われてしまうため、絶対にミスは許されないというプレッシャーがあります。一度失った信用を取り戻すのは簡単ではないので。そうはいっても、あまり切羽詰まりすぎるのも良くありません。その分、視野が狭くなってしまうので、少し精神的に余裕を持った状態で取り組むのが良い評価をするコツだと思っています。日立建機で活躍するために必要なのは、熱いハート。私のようにあまり知識がなくても、「建設機械の開発に携わりたい!」という強い気持ちがあれば、自然と仕事にも夢中になれると思いますよ。これからも日立建機はさまざまなアイデアを盛り込んだ製品が開発されるはずなので、その進化に合わせた評価をしていくことが、一つのチャレンジだと思っています。日立建機の製品品質を確保し続け、いつでも安心・信頼してお客さまに使用していただけるようなものづくりを続けていきたいと思います。

学びを深めてスキルアップに
泉 浩平
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