油圧ショベルに搭載されるパワートレインの信頼性評価方法の研究に携わっています。パワートレインの故障は油圧ショベルにとって致命的。お客さまに多大な損失を与えてしまうため、負荷と寿命を正しく評価することが不可欠です。力学シミュレーションを用いた評価や、新しい試験方法の考案など、研究内容は多岐にわたります。さらに、社外の研究会に参加して最新技術の動向を調査したり、海外のメーカーを訪問して現地のエンジニアとディスカッションを行ったりもします。内向きなイメージが強い一般的な研究職とは異なり、仕事のフィールドは、社内、国内にとどまりません。評価方法の研究で得たデータや知見を活かして、開発したものを売って利益を生み出す“攻めの研究”に挑戦したいと考えています。そのためには、異業種の知識を蓄積していくことが大切だと感じています。一見、建設機械とは関係ないように見えても、案外その中に、大きなヒントが隠されていることが多いからです。これからは、幅広い視野を持って、お客さまに最適なソリューションを提供する「身近で頼りになるパートナー」をめざしていきます。