プロダクトサポート

「まずはやってみる」から始める。ベンチャースピリット溢れる再生部品事業

製品開発

DESIGN

寺島 昂

寺島 昂

ライフサイクルサポート本部

部品事業部再生推進部 サポートグループ

2014年入社

建機のライフサイクルに一石を投じる仕事

私たちは壊れた部品を下取り品として回収し、洗浄・分解・修理・組立・試験・塗装までの一連の工程を行い、新品同様の保証を付けて「再生部品」として販売する事業をしています。過酷な現場で働く建機にはトラブルが付きものですが、壊れた部品の一部だけ取り外して修理に出すよりも、その場で部品ユニットをまるごと交換した方がすぐに復帰できるメリットがあるんです。配属されてから約1年は、おもに再生エンジンやその補機部品に関する業務を担当しましたが、その後は油圧シリンダの修理方法を考えたり、不具合について次期モデルでの克服方法を考える業務に従事しました。ほかにも再生エンジン運転装置の開発に加わったほか、アフリカ再生工場の改善活動支援に従事、また国内で新しい再生工場を立ち上げる際に塗装・乾燥設備を計画して導入するまでの担当を任されるなど、エンジニアとして様々な経験を積めています。わからないことは上司や社内の詳しい人からアドバイスを貰えたり、協力を得られたり、より詳しい人を紹介してもらえたりするので、何事にもチャレンジしやすい環境が整っています。役職や部署の垣根を越えて気軽に会話でき、協力してもらえる社員がたくさんいるのも日立建機の魅力のひとつだと思います。

多岐にわたるフィールドで、まずはやってみる

多岐にわたるフィールドで、まずはやってみる

再生の仕事は製品の問題点に向き合う仕事でもあります。構造を分析することで、課題が浮き彫りになるんです。また製品の問題点も耳に届きます。以前に担当した超大型ショベルの油圧シリンダの不具合についての対策案が採用され、次期モデルに盛り込まれた経験は、やりがいを感じるできごとでした。さまざまな経験を通して「まずはやってみる」が大切だと実感し、心がけるようにしています。新しいことを始めるために、下準備と計画をもとに進められることがベストですが、実際はそういかないケースが多いので、進めながらその都度問題点に対処し、最後までやり切ることが重要です。経験値は次の業務にも繋がり、計画力も身につきます。最近では、業務用スマホアプリ(ConSite Remanufacturing)の企画・運用に挑戦しました。世界中から集まる下取り品の情報を従来は紙でやりとりしていましたが、不足なく効率よく抽出するための機能がアプリには備わっています。でもまだ完璧とはいえません。現場では仕事のやり方が変わるソリューションでもあり、根気よく理解を得ながら進めています。国内利用率は70%に迫るまでになりました。今後は世界で100%を目指し、さらに機能も追加していきたいと考えています。

寺島 昂

SDGsやESGにも繋がる仕事

業務のデジタル化推進を経験できたことは、自分のなかで大きな出来事です。「サービス提供側ならこんな使い方ができるといいな」とか「この情報とこの情報は並べて管理したいな」など、ユーザー目線を意識した仕組み作りは、今後の仕事に活かせそうだと感じています。こういった一つひとつの積み重ねを通じて、会社に貢献していきたい。再生事業は初めは小規模な組織でスタートしましたが、売上規模も年々拡大してきており、人員も増えて大きな組織になってきました。社内事業としても注目を集めつつあります。将来的には建機部品に限らず、建機以外の製品の再生も手掛けていきたいですね。再利用できる部品が多くなるほど製造コストを抑えられ、お客さまのコストメリットにもつながる。さらに廃棄物も減らせるので、SDGsやESG観点の取り組みにも大きく寄与できます。日立建機の再生事業はまだまだやれることが多い発展途上の分野なので、さまざまな経験や日々の学びは刺激的です。そして循環型社会への潮流に加担できるという実感は、私のなかの大きなモチベーションにもなっています。

SDGsやESGにも繋がる仕事
寺島 昂
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