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GHG排出削減

2050年のカーボンニュートラルをめざすパリ協定の枠組みのもと、EUおよび欧州各国では脱炭素に関する投資促進政策が推進されています。例えば、ノルウェーでは電動化建 機導入に際してエンジンモデルとの差額の40%が補助されるなどの優遇制度が充実しており、電動化建機の需要が他国に先行して急増しています。また、ドイツでは低炭素化に対 する投資促進を目的とした資金援助制度が始まり、オランダでも電動化建機購入の補助金制度が検討されています。そのほか、欧州主要都市ではローエミッション、ゼロエミッショ ンゾーンが増えてきており、ガソリンエンジン車は徐々に減少しつつあります。これらも背景となり、欧州各国のお客さまの電動化建機への関心はますます高まっています。

SBT(Science Based Targets) パリ協定が求める「2℃目標(1.5℃目標)」の水準と整合した、科学的知見に基づく温室効果ガスの排出削減目標を設定している企業を認定するものです。2019年5月、当社の温室効果ガスの排出削減に関する長期目標が認定を受けました。

TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース) 金融安定理事会(FSB)により設置されたイニシアティブで、企業に対し、ガバナンス、戦略、リスク管理、指標・目標の4つの観点から、財務に影響する気候関連情報 を開示することを求めるものです。当社は2020年10月にTCFDへの賛同を表明しました。

資源循環

再生品 売上高の推移
再生品 生産量の推移 集計範囲:日立建機グループ
製品のレトロフィット対応
製品のレトロフィット対応

中国の合肥日建机工有限公司では、2014年から工場の地下配管網の漏水部分の調査を開始し、発見された漏水部分を一つ一つ修理しています。また、一部の蛇口使用の取りやめや節水装置の設置により生活用水の使用を削減し、水資源の節約につなげています。

インドのタタ日立社の工場では、貯水池と雨水システムの構築により水資源の有効活用を行っています。事業活動には地下水を使用しています。また、雨水貯留システムで溜まった水を貯水池に移し、日々の活動に 使用しています。地下水を維持するために、水の消費量と貯水量のバランスを取る必要があり、雨水を蓄えるだけでなく地下水を貯水するための池を作りました。

ニュージーランドのブラッドケン社では、屋根の雨水を貯める2基の10,000リットルポリタンクを設置しました。これにより、これまで熱間鋳造の焼き入れ工程で使用していた飲用水道水を雨水で代用できるようになり、水使用量を低減しました。

生物多様性

生態系と企業のかかわり
ホルチン砂漠「日立建機の森」の緑化活動 ホルチン砂漠「日立建機の森」の緑化活動
(左)林業用機械製品による森林整備支援 (右)社員ボランティアによる「豊富どんぐりの森」里山保全 (左)林業用機械製品による森林整備支援 (右)社員ボランティアによる「豊富どんぐりの森」里山保全
ブラックバスなどの外来種除去 ブラックバスなどの外来種除去
省エネ製品の普及促進 省エネ製品の普及促進