「豊かな大地、豊かな街を未来へ…快適な生活空間づくりに貢献」という企業ビジョンのもと、日立建機グループでは、これまでも事業活動を通じて社会課題の解決に取り組み、企業価値を高めてきました。私たちは、バリューチェーン全体で新しい価値を創造することで、お客さまをはじめとする世界中のステークホルダーのみなさんと一緒にSDGs達成に向けて取り組んでいきます。
日立建機の事業活動とSDGsの17の目標との関連性を整理し、特に注力すべき10の重点目標を設定しました。
SDGs目標 | 取り組み | 期待される効果 |
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【教育支援の活動】 ・教習所での資格取得支援 ・中国の日立建機希望小学校への支援 ・ザンビアのインターンプログラム ・カンボジアの自立支援 ・教育につながる建機展への参画 ![]() インドの「ものづくり技能移転推進プログラム」 |
将来を担う子どもたち、またはリーダーの育成 価値創造ストーリー2 (2020) |
【従業員への技術・教育取得機会の提供】 ・サクセションプラン(後継者育成計画) ・国際技能競技会の開催 ・サービス・メカニック・コンペティションの開催 |
各自のレベルアップ、国内外の技術レベルの向上が、持続可能な成長に寄与する | |
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【女性の活躍推進】 ・教習所における女性講師の育成 |
女性が高いモチベーションで就業できる雇用環境を整えることで、ジェンダー(男女の性区分)平等を促進 |
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【排出抑制と汚染防止】 ・水ストレスレベルの高い地域を特定 ・事業活動に伴う水使用量の削減 ・化学物質の管理(水リスクの低減) |
水資源の持続可能な管理を確保するとともに、水リスクの高い地域での節水活動で地域コミュニティを支援 |
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【製造プロセスの環境負荷低減】 ・電力監視システム「EMilia(エミリア)」の導入 |
自主技術を生産の現場に取り入れることで、効率的なエネルギー使用を実現 |
【再生可能エネルギーの活用】 ・太陽光パネルの設置 |
持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保 | |
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【新規事業のグローバル展開】 ・部品再生事業 |
現地人財を採用することで地域雇用の創出に寄与し、経済成長へ |
【事業構造改革】 ・国内開発・製造拠点の再編 |
安全かつ効率的な製造ラインを実現し、ディーセント・ワークを実現 価値創造ストーリー3 (2020) 価値創造ストーリー2 (2019) |
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【働き方改革】 ・労働安全衛生の強化 ・従業員の健康増進 ・ダイバーシティの推進 ・同一労働・同一賃金 ・強制労働・児童労働の根絶 ![]() 作業姿勢自動判別システム |
ディーセント・ワークの推進で、持続可能な経済成長、生産的な完全雇用へ ※「ダイバーシティの推進」はケースによりSDGs目標5にも関連性あり |
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【安全・安心な労働環境の促進】 ・コーポレート・ガバナンス ・コンプライアンス ・人権尊重 |
ガバナンスの取り組みにより、組織が強化され企業 価値が向上し、経済生産性が高まる※「人権尊重」はケースによりSDGs目標5にも関連性あり |
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【ICT・IoT技術を生かした製品やソリューションの開発】 ・Solution Linkageの展開 ・無人化・ロボット化技術による省力化機械の開発 ![]() 建設機械のオイルの状態を見守るサービス「ConSite® OIL」のグローバル展開 |
新たな価値を生み出す革新的な技術開発で、経済発展と人間の福祉を支援し、安全で生産的な労働環境を実現 価値創造ストーリー1 (2020) |
【グローバルでのサービス強化】 ・地域販社の設立 |
販路拡大により、その地域のインフラ開発に寄与し、経済発展に貢献 | |
【リスクマネジメント】 ・BCP(事業継続計画)の策定 ・BCM(事業継続マネジメント)体制の強化 ・強靭な居住地の増加 |
自然災害や人的災害(テロや暴動)など、企業を取り巻くリスクへの対策により、強靭なインフラを整備し、持続可能な産業化を推進 ※「強靭な居住地の増加」はSDGs目標11にも関連性あり |
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【建設機械の提供や支援】 ・各国のインフラ整備 ・自治体へのレンタル資機材の供給 |
災害に強い持続可能な都市や居住空間を実現 価値創造ストーリー4 (2019) |
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【バリューチェーン事業の強化】 ・レンタル事業のグローバル展開 |
製品のライフサイクル価値の向上により、持続可能な消費と生産のパターンを確保 価値創造ストーリー1 (2019) |
【製品のリユース・リサイクル】 ・部品再生事業の取り組み ![]() 部品再生事業の取り組み |
廃棄物の削減に貢献 | |
【製品・サービスに関する正確な情報提供】 ・リコール情報などの迅速な開示 ・サプライチェーン上のリスク防止(主に調達関係) |
持続可能な消費と生産のパターンを確保 | |
【品質の向上】 ・世界同一品質「Made by Hitachi」の実現 ・中古車流通の強化 ・差別化技術の開発 |
安全性・品質の確保で持続可能な消費と生産のパターンを確保し、製品のライフサイクルを通じた環境影響を最小化する ※「差別化技術の開発」はSDGs目標9にも関連性あり |
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【クリーン技術、環境配慮技術の開発】 ・建設機械のハイブリッド化 ・建設機械の電動化 ![]() 低炭素建機 |
低炭素技術を備えた製品の開発・実用化で、気候変動リスクの低減に寄与 価値創造ストーリー3 (2019) |
【気候変動リスクへの対応】 ・太陽光発電の導入 ・インターナルカーボンプライシングの導入 ・水資源の保全 ・生物多様性への配慮 ![]() カラグプール工場敷地内に設置された太陽光パネル |
再生可能エネルギーの使用や省エネ設備の導入などを通じて、地球環境問題の解決に貢献 ※「太陽光発電の導入」はSDGs目標7、「水資源の保全」はSDGs目標6、「生物多様性への配慮」はSDGs目標15にも関連性あり |
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【外部組織との協働による地域コミュニティの開発支援】 ・中国の日立建機希望小学校への支援 ・中国のホルチン砂漠の緑化活動 ・インドの「ものづくり技能移転推進プログラム」 |
グローバル・パートナーシップによるイノベーションの活性化に貢献 |
【バリューチェーン全体でのCSR推進】 ・サプライヤーに対する公正な調達の推進 ・グローバルな技術継承や移転 |
グローバル・パートナーシップが活性化 |