基盤テーマ3 グローバル・ローカルでの人財開発

働き方の多様化や価値観の変化などにより、企業が求める人材の確保はますます難しくなっています。こうした中で生産性の向上を図るためには「人財」の育成が欠かせません。日立建機グループでは、世界各国で活躍できるグローバル人財、そして地域のニーズにきめ細かく応えられるローカル人財、その両面を育成するためのさまざまな取り組みを推進しています。

目標

  • 各国の文化や商慣習を反映した人財育成体制を整備する
  • グローバル人財育成に向けた教育の機会を拡充する
  • 人財の持つ多様性を組織の成長につなげる

重点取り組み

  • 経営のローカライゼーション
  • ローカル人財開発と登用
  • 多様性を生かしたグローバル人財マネジメント

2017年度の主な活動進捗

技術・教育取得機会の提供 すべての人に公平で質の高い教育機会を提供することは、持続可能な成長に最も有効かつ効果的な手段です。日立建機グループでは、国内外を問わずグループ会社全体の教育・研修体制の拡充を進めています。 GOAL4
女性の活躍推進 世界では今なお女性に対する差別が存在しており、女性の参画や平等なリーダーシップの機会を確保することが課題となっています。日立建機グループでは、女性が高いモチベーションで就業できる雇用環境を整えるための施策を推進しています。 GOAL5
ダイバーシティの推進 持続可能な社会を実現するためには、年齢や性別、障がいの有無、国籍・民族などに関わらず、すべての人々が能力を発揮できる環境をつくることが重要です。日立建機グループでは、ダイバーシティを経営の重要課題と捉え、取り組みを推進しています。 GOAL8

今後の取り組み

2017年度は、継続的な取り組みとして、「サクセションプラン(後継者育成計画)」を推進しました。また、各種教育・研修プログラムを通して、グローバル・ローカル人財の育成に努めました。生産性向上のため、人財の育成は国内外、各部門共通の課題です。今後も教育の機会の拡張や教育プログラムの充実化を推進していきます。

サクセションプラン(後継者育成計画)の推進

サクセションプランは、2011年に導入し、現在はグループ全体で運用しています。これは、グローバル規模で人財を適財適所に配置することを目的に、各社・各部門の責任者が所属員の担っている職務の必要な要件を洗い出し、現在の担当者の後任は誰に任せるべきか、その後継者が職務を担う上で不足している点は何か、その後継者をどのように教育していくか、といったことを中長期で計画・実行し、日立建機グループの主要人財一人ひとりの職務とキャリアを可視化することで、人財活用プロセスを組織全体で共有する取り組みです。
実行にあたっては、後継者を育てることが必要不可欠ですが、日立建機グループではこれまでに、海外グループ会社の人財を日本国内の各部門で積極的に受け入れ、後継者の育成に取り組んできました。この取り組みは1996年に本格的に開始し、2017年度までで約240名の人財を受け入れています。また、2018年5月時点で32名(技能実習生を除く)が研修目的で在籍し、2016年4月からは海外グループ会社の人財を管理職として受け入れています。
この取り組みの継続的な実施によって、Kenkijinという同じ価値観を持った人財が世界中で活躍することを推進し、海外拠点の事業戦略を担う経営層の活性化と現地化の推進にもつなげています。

グローバル人財戦略の概要

教習所における女性講師の育成

日立建機教習センタでは、建設機械などの技能講習や特別教育・安全衛生教習を行うために設けている全国15カ所の教習所や出張所で、女性講師の育成を推進しています。
背景には近年、スーパーマーケットの倉庫でパートタイマーの女性がフォークリフトを操作するなど、女性が作業を担当する場面が増えており、女性の受講者が増加傾向にあることが挙げられます。一方で、受講する女性が資格を取得できるかどうか不安に感じてしまうケースが少なくありません。男性講師では細かい気配りが行き届かない場合もあり、女性受講者も安心感を得られることから、女性講師の活躍の場は徐々に広がりつつあります。
また、各教習所では、女性の受講者が安心して利用できる環境づくりも進めており、女性講師の育成とともに、女性技能者の拡大にも取り組んでいます。

教習所で活躍する女性講師

教習所で活躍する女性講師

グローバル人財を育成する教育・研修プログラム

日立建機では、グローバル人財を育成するためのさまざまな教育・研修プログラムを用意しています。例えば、「語学力(英語)教育」では、社内TOEIC試験の定期的な実施による、従業員の英語力の把握とともに、より実践的な集合教育や通信教育などを活用することにより、各自がレベルアップに努めることのできる機会を提供しています。
海外販売代理店の営業担当者向けの教育プログラムである「MSSP(Marketing Sales Support Program)教育」では、新車本体、サービス部品を納入、アフターフォローを考えるまでの行動プロセスを学ぶプログラムを用意し、こうした現場のニーズを的確にくみ取ることのできるローカル人財の育成にも取り組んでいます。
このほかにも、グローバル現場力の向上に貢献する育成プログラムである「海外トレーナー育成」、「国内外営業員向けのeラーニング製品教育」など、階層別・職能別のさまざまな教育体制を整え、グローバル人財の育成に努めています。

MSSP教育のグループワーク

MSSP教育のグループワーク

グローバル生産技術者の育成活動

日立建機グループでは全生産拠点で、世界同一品質である「Made by Hitachi」を具現化するため、定期的に国内・海外生産拠点の人財をマザー工場である土浦工場に招集し、育成を図っています。
これは、国内および海外グループ会社の若手トップクラスの生産技術者が、工程計画、合理化、治具設計などの実務を3年計画で学び、グローバルな人財を育成するとともに、土浦工場で学んだモノづくりの考え方を各国の生産拠点に持ち帰ることで、日立建機グループのモノづくり文化の浸透を図ることを目的としたものです。
2008年にスタートしたこの「グローバル モノづくり人財育成プログラム」は、これまで80名が帰任し、それぞれの生産拠点で「Made by Hitachi」の具現化のために日本で学んだことを職場へ生かすべく、一人ひとりがKenkijinスピリットを発揮しています。2018年度は新たに8名の生産技術者を受け入れ、24名体制でこのプログラムを展開しています。

業務報告会兼修了式の様子

業務報告会兼修了式の様子

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