CSVテーマ1:グローバル環境課題の解決

低炭素・循環型社会および気候変動に強い適応力ある社会の実現に向け、「環境に配慮したインフラ」を構築するための取り組みが世界中で広がっています。
私たちはステークホルダーとともに、「卓越した環境技術を備えた建設機械とシステム」と「環境課題解決の視点を持った開拓力」で世界中のインフラ設備の低炭素・資源循環を追求し、また気候変動による災害に適応できる製品・サービス・ソリューションの提供を通じて、インフラの構築に貢献していきます。

重点的に進める取り組み

1 製造プロセスの環境負荷低減
2 環境適合製品、低炭素建機、解体、リサイクル機械の開発・提供
3 災害復旧、減災への適応
4 環境配慮型の鉱山運営ソリューション
5 グリーンインフラソリューション

社会価値と事業価値

社会価値:
事業活動に伴う環境負荷の低減
自然災害のリスクに適応したインフラの整備の実現
事業価値:
事業活動に伴うコスト削減
より快適で、高度で、効率定なインフラ整備の実現

環境CSVの方針

日立建機グループでは、「つくる」「つかう」「挑む」の3つの分野で長期的な価値創造の取り組みを行い、豊かな大地、豊かな街の実現へとつなげていきます。

図:環境CSV

ハイブリッド建設機械での環境貢献

日立建機では、2011年にハイブリッド油圧ショベル「ZH200-A」を、2013年には「ZH200-5B」を発売しました。5BではZX3型に比べて30%の燃費低減を図ってきました。2016年4月には、業界初となるハイブリッドホイールローダ「ZW220HYB-5B」を発売し、標準機(ZW220-5B)に比べ20%の低燃費を達成しています。
これにより、お客様は多くの施工でハイブリッド建機を中心とした低炭素型の工事を選択することができるようになりました。このことは、もちろんお客様自身の製品使用段階のコスト削減にもつながっています。

写真:ZW220HYB-5B

ハイブリッドホイールローダ「ZW220HYB-5B」

カウンタウェイトのリサイクル活動

カウンタウェイトとは建設機械が作業を行う際にバランスをとるための「おもり」のことです。日立建機では、建設機械業界として初めてカウンタウェイトのリサイクル事業の仕組みを構築し、2006年から運用しています。製品の約10%を占めるカウンタウェイトのリサイクルが可能になったことで、リサイクル可能率が86%から97%以上となり、油圧ショベルのほとんどが再利用できるようになりました。この活動は部品再生活動の一つとして資源循環の推進に貢献しています。
こうした取り組みが評価され、2015年10月、リデュース・リユース・リサイクル推進協議会が主催する「平成27年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」において会長賞を受賞しました。

写真:リサイクル活動図

※ 内容物はカウンタウェイトの詰め材として再使用
※ 鉄材は業者へ売却

森林再生に貢献する林業機械

大気中のCO2を吸収し、雪崩や豪雨被害を軽減する役割を持つ森林は、私たちの大切なグリーンインフラです。欧米では都市計画や治水などに活用され始めていますが、森林を守り育てるためには間伐や整備によってしっかりと森林経営を行っていくことが重要です。
日立建機では、林業の現場で必要とされる専門性の高い林業機械のラインアップを揃え、効率の良いソリューションを提供することでお客様の安全性・生産性を高め、事業を通じてグリーンインフラの形成に貢献しています。また、森林整備に関わるCDM(クリーン開発メカニズム)で創生された排出権を使い、林業機械や低燃費機械のカーボン・オフセットを通じた取り組みも推進しています。

写真:林業仕様機

林業専用の大型足回りを採用した林業仕様機